温泉の熱を利用「大鰐温泉もやし」
収穫盛ん 青森
2024年12月4日 5時49分 青森県
青森県大鰐町で、温泉の熱を利用して栽培している特産品「大鰐温泉もやし」の収穫が盛んに行われています。
「大鰐温泉もやし」はおよそ400年前から温泉の熱を利用してあたためた土の中で育てられている伝統の野菜で、30センチ以上の長さとシャキッとした食感が特徴です。
町内では6つの農家が11月から収穫を始めていて、このうち八木橋順さんの農業用ハウスでは、今シーズンの収穫の最盛期を迎えています。
もやしは温泉が流れるパイプが埋められた深さ45センチほどの地中に植えられていて、八木橋さんはもやしを両手で土からゆっくりと引き抜いて収穫していました。
そして、収穫したもやしの根についた土を温泉で洗い流し、最後に温泉を冷やした水で締めていました。
八木橋さんは「沸騰したお湯にさっと湯通しして食べると歯ごたえがよくおいしい。手作業で生産できる量が限られていますが、皆さんの食卓に届けられるよう頑張っているのでぜひ食べてほしい」と話していました。
大鰐温泉もやしは来年の5月まで収穫が続き、地元の飲食店やスーパーのほか首都圏でも販売されるということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241204/k10014657051000.html