クマの目撃が急増していることを受けて、山形市は11月1日からの連休中、河川敷で郷土料理の芋煮を作って楽しむ人たちに対し、クマに十分注意するよう呼びかけるパトロールを行っています。

山形市ではクマの目撃が急増していて、市は、秋の風物詩となっている芋煮会を楽しむ人が多い馬見ヶ崎川の周辺で連休中にパトロールを行うことにしました。
職員たちはチラシを配り、クマが寄ってこないように食べ残しを放置しないことなどを呼びかけていました。

同僚と芋煮会をしていた30代の男性は「山がすぐ近くなので、クマが出ないよう願っている。行政から毎日クマの情報が来て、かなり身近になっていると感じる」と話していました。
また、50代の会社員の男性はクマに人の存在を知らせるために笛を持ち歩いているということで「十分用心して楽しみたい」と話していました。

パトロールを行った山形市環境課の櫻井卓巳さんは「クマは川沿いを移動し、川の近くではところかまわず出没している。芋煮会のシーズンにクマをおびき寄せないよう注意喚起したい」と話していました。