境内に400本の桜 京都 平野神社で桜が見頃
2024年4月10日 12時27分 京都府
京都市北区にある平野神社では桜が見頃を迎えています。
平野神社は、平安遷都と同じ794年に建てられました。
NHKの大河ドラマ「光る君へ」にも登場する、平安時代の花山天皇が桜を植えたことで、桜の名所になったと言われています。
境内には、ソメイヨシノなどおよそ60種、400本の桜が植えられています。
桜の下には菜の花も咲いていて、ピンクと黄色の春の競演を楽しむことができます。
平野神社の中村聡朗権禰宜は、「花山天皇がお手植えされた桜の神社なので、その歴史を楽しみながら桜も見ていただけたら」と話していました。
平野神社では、種類の異なる桜がこのあとも見頃を迎えるため、4月下旬まで桜が楽しめるということです。
大河ドラマ「光る君へ」ロケ地 平安神宮ではしだれ桜が見頃
※画像をクリックするとドローンで撮影した動画が見られます
京都市左京区にある平安神宮ではしだれ桜が見頃を迎えています。
平安神宮は、明治28年に平安遷都1100年を記念して建てられ、大河ドラマ「光る君へ」の撮影も行われました。
この地域には、かつて藤原氏の別荘「白河殿」もあり、桜の名所だったと言われています。
平安神宮の境内にはおよそ250本の桜が植えられていて、このうち八重咲きのしだれ桜が見頃となり、境内を彩っています。
振り袖姿の女性が桜の花と一緒に、両親に写真を撮ってもらう姿も見られました。
20歳の大学生は「振り袖を両親に買ってもらったので、自分の好きな振り袖を着て記念写真を撮るとてもいい機会になりました」と話していました。
また平安神宮の大井孝之権禰宜は、「大河ドラマ『光る君へ』が平安神宮で撮影されましたし、平安時代に思いをはせて桜を楽しんでいただければ」と話していました。
平安神宮のしだれ桜は、今週いっぱい楽しめるということです。