ウーバーイーツ 6日から都内一部地域で自律走行ロボット導入へ
2024年3月5日 16時52分 東京都
宅配代行サービス大手の「ウーバーイーツ」は、自律走行するロボットを6日から都内の一部の地域で導入すると発表しました。国内では、配達員の不足などを理由に撤退の動きも相次ぎ、各社が事業の効率化とサービスの強化を急いでいます。
ウーバーイーツが5日公開したのは、6つの車輪がついた自律走行する小型のロボットで、6日から東京 日本橋のエリアの2つの店舗に導入されます。
導入は、アメリカに続き世界で2か国目となります。
注文した人が建物の入り口まで受け取りに行く形でサービスを開始し、将来的にはほかの地域に広げることも目指すとしています。
雨の日など配達員が少ない場合でもロボットが対応でき、配達のスピードなど利便性の強化につなげたいとしています。
Uber Eats Japanのアルビン・ウー マーケットオペレーションディレクターは「2024年問題などの人手不足を補完するものとしてロボットはますます重要になる」と述べました。
宅配代行サービスをめぐっては、配達員の不足や競合他社の多さを背景に、ドイツの「フードパンダ」や中国の「DiDiフード」が日本から撤退する動きも出ています。
こうした中、「出前館」がビルのなかでエレベーターを乗り降りし自律走行するロボットを去年夏から導入するなど、各社は事業の効率化とサービスの強化を急いでいます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240305/k10014379891000.html