年齢別のウソのつき方
子どもはどのようにウソをついていくのでしょうか。年齢別に見ていきましょう。
0~2歳頃
赤ちゃんは「お腹が空いた」「オムツが気持ち悪い」などの自分の気持ちを、泣いて周囲に知らせます。6ヵ月頃になるとウソ泣きを始めますが、実はこれもウソの一種。「パパやママに構ってほしい」「そばに来てほしい」という理由からウソ泣きをするのです。
だんだんと話せるようになってくる2歳頃は、自分の世界と現実の世界を区別する認知力がまだ弱いため、ウソをついている自覚がないままウソをつくこともあります。想像や空想なら、あまり気にすることもないでしょう。
3~6歳
3歳を過ぎると、叱られたくない心理からウソをつくようになります。また「手を洗った?」の問いに「うん」と洗っていないのにウソをつくも。これは「見つからないだろう」という心理からですが、善悪の区別がつくということは知能が発達し、成長している証しともいえるでしょう。
子どもはどのようにウソをついていくのでしょうか。年齢別に見ていきましょう。
4歳を過ぎると、他人に負けたくないというプライドから「それ知っているよ」「私もできるよ」などウソをつくこともあります。自分と他人との違いに不安になっているためで、成長とともに自尊心が育っていけば減っていくでしょう。
小学生
小学生になるとウソだとわかってウソをつくようになります。「叱られたくない」「自分を守りたい」という心理からウソをつくのです。トラブルに巻き込まれたときなどは、親に心配をかけたくないためにウソをつくこともあります。
また自分のことをかまってほしいと思うときも、自分に注目させようとウソをつくのです。
中学生~高校生(思春期)
思春期の頃のウソは、小さな頃のウソと同じような心理もありますが、自分のプライドやプライバシーを守るためウソをつくようになります。また人間関係のトラブルから、親に心配をかけたくないと思いウソをつく場合もあるのです。
子どもがウソついたときのNG行動と対処法
【NG行動】
- 頭ごなしに叱らない・怒鳴らない
- 怖い言葉で脅さない
- 理由を問い詰めない
- すぐに謝罪させない
【対処法】
- 子どもの話を聞き、なぜウソをついたのか理由を理解する
- 親自身の言動を振り返ってみる
- ウソをつくことはなぜ悪いかを理解させる
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