「おうち時間充実のためだよ〜」
在宅夫の“無駄遣い”にイライラする妻の話
コロナ下の不自由な生活で、ストレスを感じている人は多いでしょう。気軽に人と会ったり、遠くへ出かけることができない不満を、どうやって解消するかは大きな問題です。
そんな中、関東で夫と二人で暮らしている井上真琴さん(仮名・36歳)は、コロナ以降、夫の無駄遣いが止まらないのが悩みといいます。
ネットでポチッ。コロナ禍で夫の無駄遣いが止まらない
「夫は2歳年上で、結婚して2年になります。年齢的に子どもも欲しいと思ったりするのですが、コロナの影響もあって妊活も様子を見ています。保護猫の団体から引き取った猫と暮らしていて、2人と1匹の生活は充実してはいます。でも……一緒に家ですごす時間が増えたので、夫が何にお金を使っているのかわかってしまうんですよね……」 そう語る真琴さん。夫はWEB制作の仕事をしていますが、コロナの影響でほぼリモートワークになったそうです。 「夫は、これまでは片道1時間半かけて都内にある職場まで通っていて、帰宅が22時すぎ。でも最近は仕事終わりに飲みに行ったりする機会もなくなったので、自宅で過ごす時間が増えたんです」 真琴さんの職場は、最寄の駅から30分ほどの通勤でしたが、こちらもほぼリモートワークになっています。
ゲームや動画配信サービスをポチりまくり…
「ECサイトの更新業務などの作業をしていますが、出勤時間に合わせて自宅で仕事をしています。夫はフレックス制なので、私が仕事を始める時間でも、だらだらとYouTubeを見ていたりするんですよね……」 真琴さんの夫の散財のきっかけは、久しぶりの外出だったそうです。 「夫はたまたま出かけたときに、店に在庫があった『Nintendo Switch』と『リングフィットアドベンチャー』を買ってきてくれたんです。『運動不足だからね』と言って買ってきてくれて、このときは『お互いの健康のことをちゃんと考えているんだ』と素直に嬉しかったんです」 しかし、夫はどんどんエスカレートしていきます。 「気づいたら、『Fit Boxing』というようなエクササイズのソフトや、『あつまれ どうぶつの森』、『太鼓の達人』などのソフトもどんどん買っていくんです。『太鼓の達人』は、家庭用の太鼓も一緒に買っていました。面白がって叩いたのは最初だけで、今はしまってあります……」 さらに昨年、特別定額給付金の10万が振り込まれて、浪費が加速していきました。 「夫は、『今まで通勤の時間は無駄だった。家にいる時間を充実させよう』と言い出して、『Apple TV』を購入しました。これまで観ていた『Amazonプライム・ビデオ』に加えて、『Netflix』も加入しました。家にいる時間で、どんどん動画サービスも見始めるようになりましたね」
リンク:https://joshi-spa.jp/1091411
[単語]
1. 妊活(にんかつ) : 「妊娠活動」の略語。
2. 散財(さんざい):不必要なことに金銭をつかうこと