「バブル時代」とは?なぜ起きた?
原因や当時の生活などをわかりやすく解説
(2編 : 仰天!バブル時代の暮らし)
仰天!バブル時代の暮らし
バブル時代になると企業だけではなく、個人までもがお金を持つようになりました。次はバブル時代にはどんな暮らしを送っていったのかを見てみましょう。
仰天エピソードその1 就職はとても簡単
バブル時代の時には就活市場は過去最大級の買い手市場でした。つまりは面接に行っただけで即採用というわけでした。就職氷河期真っ只中で就活していた人から見たら腹が立つことだと思いますが、この頃は異常だったんです。例えば、就活に行った経費は企業負担。就活の時のご飯は豪勢なものな上に会社負担。さらに企業を訪れただけで採用してもらってさらに飯を奢ってもらったなどなどあげるだけでもきりがありません。
こんなように企業は就活してくる若者に飢えていたのです。
仰天エピソードその2.ボーナスは袋が立つ
バブル時代はお金が有り余っていた時代でしたのでその分ボーナスも膨らんでいました。例えばボーナスが100万円は新人でも当たり前。さらにそれが年に3〜4回あるんですからびっくりです。さらに会社の経費は使い放題。今では大問題になりそうなファーストクラスの利用などを普通に会社の経費で使ってました。
ちなみに、この時は例え好景気でも給料が変わらなかった公務員はバカで何もできない無能が就く仕事だと言われていました。しかし、それがバブル崩壊を迎えると一転大人気の職業になるのですから面白いものです。
仰天エピソードその3 女性は何をしても許される
バブル時代は女性が特に優遇されていた時代でもありました。皆さんは「アッシー」と「メッシー」という言葉をご存知ですか?バブル時代を経験していない人なら想像しづらいと思いますが、アッシーは女性を車で運ぶ係つまり女性の足代わりになるだけ、メッシーは女性にご飯をごちそうするだけの係というわけでさらにプレゼントをあげるだけの「ミツグ君」という言葉ができるほど女性は男のことをATMとしか思っていませんでした。今そんなことやったらボコボコにされるか大炎上ものですが、バブル時代ならそんなことが許されていたのです。
仰天エピソードその4 とりあえず移動はタクシー
今ならタクシーの初乗り運賃が高いこともあって使いづらいと考えますが、バブル時代はどこに行くときもタクシーをよく使っていたそうです。だって何もしなくても勝手に目的にまで運んでくれるんですよ。非常に便利じゃないですか。
このようにバブル時代の日本はタクシーを使うことが常識的となり、さらに東京なんかはタクシーが全然足りずチップを払わなければ乗れないという恐ろしい現象まで起きていました。
バブル時代を考えて経済について活かそう
バブル時代というのは日本にとっていい影響もあれば悪い影響もあるという時代でもありました。しかし、1991年に株価が大暴落すると日本はバブルに浮かれていた分経済が大混乱してこれから失われた20年という大不況に突入していくことになりました。今の時代、アベノミクスなんかの経済政策が行われていますが、ここで少し日本のバブル時代を見直して本当に過剰な好景気が起こったらいいのかというのを考えてみてください。
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[単語]
1. 仰天(ぎょうてん):ひどくびっくりすること。
2. 豪勢(ごうせい):並み外れてぜいたくなこと。
3. 飢える(つえる):食べるものが無く、腹が減っている状態が続くこと。