人間関係で「10個のしないこと」を考えてみた
というわけで、人間関係で疲れることの多い筆者も、人間関係に関することに絞って「しないことリスト」を作成してみました。すでに実践しているものもありましたが、自分の心に改めて刻むためにリスト化。以下のようになりました。
筆者が人間関係で最もつまづくのが、人の気持ちを勝手に想像することによる “取り越し苦労” です。「いま話しかけたら迷惑かも……」「言い方がきつくて落ち込ませたかも……」「相手を怒らせちゃったかも……」など、ネガティブな方向にばかり想像が進んでいってしまうのですが、よくよく考えてみたら、本当に悪い想像通りになったことはほとんどなく……。無駄な落ち込みをなくすためにも、1項目に挙げました。
10個考えてみて思ったこと
人間関係の「しないことリスト」を作成したことで、これまでの自分が、いかに相手基準で動こうとしているかに気づきました。「会話の沈黙を怖がっていた」「周囲に求められるキャラクターを演じようとしていた」のは、その最たる例でしょう。
それと同時に、相手に対する自分の想像は的外ればかりだと気づきました。先述の通り、筆者は基本的に相手をネガティブにとらえてしまうためです。的外れな予想――これほどわかりやすいムダはありません。
また、自信なさげな態度とは裏腹に、「弱みを見せて相手にがっかりされたくない」というプライドを持つ一面も……。これも人間関係を悩ませる要因でした。
しかし、心理学者・晴香葉子氏によると、人は弱みを見せるほど関係性が強まるのだそう(=「返報性の法則」)。たしかに、プレゼンを完璧にやり終えた上司に「本当は人前で話すのが苦手で、すごく緊張してたんだよ」といわれたとき、親近感がわいた覚えがあります。皆さんも似たような経験があるはず。このことを知れたので、今後は自分の弱みを無理に隠さないようにしようと思います。
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自分基準でつくる「しないことリスト」の内容は人それぞれ。ぜひ、ご自身のことを振り返ってつくってみてください。「しないこと」が決まったら、日頃の人間関係がもっと楽になるかも!?
リンク:https://studyhacker.net/not-to-do-list-relationship
[単語]
1. 取り越し(とりこし):どうなるかわからないことをあれこれ心配すること。
2. 最たる(さいたる):第一の。
3. 裏腹(うらはら):相反していること。また、そのさま。逆さま。反対。