こんなことができる!カラスのスゴ技
カラスは知能が高いといわれていますが、実際でどのようなことができるのでしょうか。もしかしたら、私たちが思っているよりさまざまなことができるかもしれません。
♦ くるみは割って食べる
カラスが車にクルミをひかせて、割れた木の実をくわえてあっさり飛んでいくといった場面を見たことあるかたもいるかと思います。見たことないけど、聞いたことがあるというかたもいるのではないでしょうか。
カラスは知能が高く、動く車の近くで生活をしたり、車が通りがかったりするだけで距離感がわかるようになるといわれています。
その距離感を熟知したうえで、タイヤが踏みつける位置に自分では割れないクルミを置いて、車にひかせることができるのです。また失敗する場合は、クルミを置き直したりもします。
カラスの種類によっては、空高くから硬い地面へクルミを落として、その勢いで割るという種類もいます。
♦ 固いエサは水にふやかして食べる
カラスは雑食で、なんでも口にしますが中には固くて食べにくいものもあります。固いエサを捕獲したときは、カラスは水たまりや公園の水場などにいき、エサを浸すことでエサをふやかしてから口にするそうです。
また、辛いエサを与えられると、同様に辛いエサを水で洗ってから口にするといわれています。
♦ 道具を作る
まるでサルや人間のようですが、実際にカラスは道具を作ってエサを探したり、食べたりします。
1996年に、ネイチャーという雑誌でカラスが道具を使っている姿が掲載されました。木の葉を利用し、くちばしで葉っぱを切り取っていき、柄だけを残し、まっすぐな棒に加工したそうです。その結果、木の幹の奥深くにいた幼虫を食べたという結果がでています。
カラスは頭が良いうえに、まるで人が普段しているような行動をします。
リンク:https://www.seikatsu110.jp/animal/am_pigeon/68103/
[単語]
1. 浸す(ひたす): 液体の中につける。また、液体を十分に含ませる。
2. 掲載(けいさい):新聞・雑誌などに、文章・写真などを載せること。