「ヤリス」が5カ月連続で「N-BOX」抑えトップ
「アルファード」「ハリアー」も大きく伸長、1月新車販売
1月の国内新車販売台数は、軽自動車を含む全体の1位がトヨタ自動車の小型車「ヤリス」だった。ヤリスがトップとなるのは5カ月連続。2020年8月まで9カ月連続で1位だったホンダ「N-BOX」を抑えて、好調を維持している。
2月4日、日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が速報値を公表した。
1位のヤリスは、1万8516台を販売。20年2月に新型車として発売して以降、コロナ禍でも堅調に需要を獲得している。小型SUVの「ヤリスクロス」やスポーツモデルの「GRヤリス」といったラインアップもそろえる。
N-BOXは、前年同月比13.6%減の1万6369台を販売し、2位となった。引き続き高い水準の販売台数を維持しているものの、直近は前年同月に満たない月が目立つ。
3、4位も軽自動車。スズキ「スペーシア」は4.7%増の1万2989台、ダイハツ工業「タント」は4.4%減の1万1792台を販売した。
5~7位はトヨタの好調なモデルが並んだ。5位は「ルーミー」で76.6%増の1万939台、6位は「アルファード」で94.5%増の1万11台、7位は「ハリアー」で5.2倍の9177台を販売した。ハリアーは20年6月に発売した新型車効果で大きく台数を伸ばした。アルファードも前年の2倍近くを販売している。
8位はダイハツ「ムーヴ」で1.3%減の8837台、9位は日産自動車の新型車「ルークス」で8626台、10位にはトヨタ「カローラ」が入り、8.3%減の7773台だった。
リンク:https://www.excite.co.jp/news/article/Itmedia_business_20210204096/
[単語]
1. 速報値(そくほうち): その名のとおり、貿易額の速報です。
2. コロナ禍: コロナ禍の「禍」は「か」と読み、「災い」や「災難」「不幸なできごと」を意味することばです。