【関西弁】大阪・京都などでよく使う関西独特の言葉・例文
-日常会話で使う関西弁-
全国各地にある様々な方言は、地域ならではの特色がある言葉や表現。なかでも関西地方の「関西弁」は、耳にする機会が多い方言の代表格といえるでしょう。関西弁はテレビのお笑い番組などでもよく登場し、おもしろくて親しみが感じられる方言です。しかし一口に関西弁といっても、関西エリアの大阪・京都・神戸などの各地で、単語や語尾、アクセントなどが違う場合が。関西に旅行したときに街やお店でよく使う関西弁を中心に、例文もあわせてご紹介します。
日常会話で使う関西弁
【あかん】(akan)
標準語の「ダメ」「よくない」などの意味で使われます。
使用例 「そんなことしたらあかんやん」(そんなことをしてはいけないよ)、「なんであかんの?」(どうしてダメなの?)、「この店あかんわ」(この店はよくないね)
【ええ】(ee)
標準語の「いい」「良い」などの意味で使われます。
使用例 「ええよ」(OKの返事)
使用例 「その服ええやん」(それはいい服だね。その服は良く似合うよ)、「この店ええやん」(ここはいい店だね)
【おもろい】(omoroi)
標準語では、「おもしろい」の意味です。
使用例 「この漫画おもろいなぁ」(この漫画はおもしろいね)、「おもろい人やなぁ」(ユニークな人だね)
【ほんま】(honma)
標準語の「本当」や強調するときの「本当に」「とても」の意味で使われます。
使用例 「ほんまほんま」(相槌や肯定)
使用例 「ほんまにおいしいわ」(本当においしいね。とてもおいしいね)
【ちゃう】(chau)
標準語では「違う」の意味で、会話では2回繰り返して使うことが多いです。
会話例 「これ?」(これのこと?)「それちゃう」(それじゃないよ)
会話例 「これでええ?」(これでいいの?)「ちゃうちゃう」(全く違うよ)
【めっちゃ】(meccya)
標準語の「とても」や「すごく」など、程度や大きさを表す意味で使われます。
使用例 「めっちゃおいしい」(とてもおいしいね)、「めっちゃ似合う」(とても似合うよ)、「めっちゃ大きい」(すごく大きいね)
【せや】(seya)
標準語の「そうだ」の意味で使われます。語尾に「~ねん」を付けて使うことが多いです。
会話例 「明日仕事?」(明日は仕事なの?)「せやねん」(そうなんだ)
【はよ】(hayo)
標準語の「早く」の意味で使われます。
使用例 「はよして」(早くしてほしいな)、「はよ行こ」(早く行こうよ)、「はよ帰ろ」(早く帰ろう)
【なんでやねん】(nandeyanen)
漫才のツッコミでよく使われる言葉として知られています。標準語では「どうしてなんだよ」「何を言ってるの」「そんなわけがない」というような意味ですが、もう少しやわらかいニュアンスで使われることが多いです。冗談を言われたときの返し言葉として使ってみてください。
会話例 「うちの犬、英語話すねん」(うちの犬は英語を話すのよ)「なんでやねん」(そんなわけないでしょ)
【かまへん】(kamahen)
標準語の「かまわない」が、かまわへん→かまへんと変化。「構わない」や「問題ない」のほか、OKの意味でも使われます。
会話例 「行けなくてごめん」「かまへん、かまへん」(そんなの気にしないで)
会話例 「遅れても大丈夫?」「かまへんでー」(大丈夫だよ-)
リンク: https://livejapan.com/ja/in-kansai/in-pref-osaka/in-umeda_osaka-station_kitashinchi/article-a2000180/
[単語]
1. 相槌(あいづち) : 相手の話にうなずいて巧みに調子を合わせること。
2. 冗談 (じょうだん) : 遊びでいう言葉。