家計の国際比較!日本の貯蓄率は低い? 高い?
最近では日本の失業者数が増加傾向で、毎月の収入が減り、家計が苦しいと感じている方もいるかもしれません。
今回は、日本人の家計の状況について他の国々と比べてみましょう。
[実は低い? 日本の家計貯蓄率]
家計貯蓄率とは、家計における所得に対する貯蓄(所得から消費支出を引いたもの)の割合を指します。
皆さんは日本の家計貯蓄率にどのようなイメージを持っているでしょうか。コツコツと貯金している方が多いと考えている人もいるかもしれませんが、家計の貯蓄率を国際比較してみると、以下のとおりとなっています。
●家計貯蓄率の国際比較(2017年)
日本:2.3%, アメリカ:6.7%, イギリス:4.2%, ドイツ :9.9%, フランス:13.8%
[日本は現金主義?]
日本人は投資をせずに、現金・預金で金融資産を保持する傾向があります。アメリカやユーロエリアと比べて、日本の投資信託や株式への投資は圧倒的に低くなっています。
[家計の危機に必要な見直しポイント]
新型コロナウイルスの影響により収入が減るなどして、今後の家計管理や貯蓄の重要性について感じている方も多いかもしれません。
ポイントとなるのは、「貯金」と「投資」です。家計貯蓄率が低い日本人は、少しでも収入を増やし、コツコツと貯金をしていく習慣を身に付けることが大切です。毎月の収入から、すぐに貯蓄分を別の口座に移す「先取り貯蓄」を実践してみましょう。
また、老後資金のためなど、将来に向けて投資をスタートさせることも重要です。まずは、自分が投資できる運用元本で資産運用を始めてみましょう。
新型コロナウイルス影響で家計がピンチなときこそ、お金の管理方法を見直すチャンスです。今回ご紹介した内容を参考にしながら、「貯金」と「投資」にポイントを絞って、ぜひ家計を再点検してみましょう。
リンク:https://news.yahoo.co.jp/articles/61d8581b97fdca5b1f2b19790721e5303a20ceb3?page=2
[単語]
1. 貯蓄(ちょちく) : 投資を含む, 資産を蓄えること。
2. 猛威(もうい) : すさまじい威力。猛烈な勢い。
3. 金融資産(きんゆうしさん) : 現金・預金・有価証券・貸出金などの形で保有する資産。