제목   |  蚊取り線香を入れる「蚊遣り豚」、そもそもなぜ「豚」なの? 調べると諸説あるようで… 작성일   |  2020-08-18 조회수   |  2061

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蚊取り線香を入れる「蚊遣り豚」、そもそもなぜ「豚」なの? 調べると諸説あるようで…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夏に悩まされる「蚊」を退治する蚊取り線香を入れる器として、口をぽっかりと開けた「豚」の形の陶磁器を見たことはないでしょうか。「蚊遣り豚(かやりぶた)」と呼ばれるもので、電子蚊取り器の普及であまり見かけなくなったものの、現在も製造している窯元があります。この「蚊遣り豚」、なぜ他の動物ではなく、「豚」なのでしょうか。

 

まず、蚊遣り豚の産地として知られる萬古(ばんこ)焼きの窯元でつくる「萬古陶磁器振興協同組合連合会」(三重県四日市市)の広報担当者に聞きました。

 

Q.なぜ、蚊遣りが「豚」なのでしょうか。

広報担当者「いろいろな説があります。一つは、蚊遣りは火を使うため危険なので『火伏せ(火よけ)の神』であるイノシシを模して、それが豚になったという説。あるいは、容器が元々、徳利(とっくり)形で、それが変化して豚のようになったという説。さらに『豚の皮膚は厚いので、豚は蚊に刺されないだろうから』と豚の形にしたという説もあります。ただ、はっきりとしたことは分かりません」

 

 萬古焼きなど三重県北勢地域の特産品を展示販売している「じばさん三重名品館」(四日市市)には、体長1.8メートルという巨大な「日本一の蚊遣り豚」が展示されています。これを作る際、中心になったという水谷製陶所(同市)の水谷満さんにも聞きました。

 

Q.蚊遣りがなぜ「豚」なのでしょうか。

水谷さん「諸説ありますが、一つは、イノシシが『火伏せの神』だったのでイノシシの形になり、それが豚に変わっていったという説。もう一つは、養豚場で、つぼにわらを入れて燃やし、蚊を追い払っていたことから、豚の形になったのではと聞いたこともあります」

 

Q.なぜ「黒豚」になったのですか。

油野さん「当初は白い豚の製品だけでしたが、会社の仲間と商品アイデアを話し合う中で、『豚は白以外もいるよね、そういえば、最近は黒豚もよく聞くよね』という話が出ました。当時は薩摩の黒豚が流行し始めた時期で、帰宅してすぐ、白豚のノーマットを黒のペンキで塗り直してみました。翌日、当時の開発責任者に見せたところ、即採用となって商品化につながり、ロングセラーとなりました。近年は年間約20万個出荷しています」

 

 なぜ「豚」かという疑問に対しての決定的な答えは得られませんでしたが、萬古焼きの水谷さんによると、由緒正しそうな印象があるためか、「火伏せの神」説をまず話して、ほかにも説があることを説明することが多いそうです。

 

 

 


リンク:https://news.yahoo.co.jp/articles/9aa70fb349ee5b99a62188a53b1ffd11d130318f?page=1

 

 

 


[単語]
1.蚊取り線香(かとりせんこう):蚊を、いぶして殺すための線香。
2.蚊遣り(かやり):蚊を追い払うために、草木の葉や木くずなどをいぶしたり、香をたいたりすること。
3.ぽっかり:口・目・穴などが大きくあいているさま。
4.陶磁器(とうじき):粘土に長石・石英などの粉末をまぜて成形・焼成した製品の総称。
5.窯元(かまもと):陶磁器を窯で焼いて作り出す所。また、その陶磁器を作る人。

 

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