水泳が一番人気なのは…親の都合? : 子どもの習い事調査2020
個人競技の水泳が人気の習い事不動の1位なのは、親にとってわずらわしさが少ないから?
子育て世代向け情報サイト「いこーよ」が実施した子どもの習い事に関するアンケート調査で、3歳までは習い事をしている子どもの割合は30%未満にとどまっているが、4歳で40%となり、5歳を境に割合が一気に上昇して60~80%台となることが分かった。
具体的に何を習っているのか聞いたところ、一番人気は「水泳」の38%だった。水泳は2017年調査から4年連続の1位で、小学生以下の子どものいる家庭では安定した人気の習い事になっているようだ。
水泳を習わせようと思った理由を聞いたところ、「ぜんそく持ちだったので心肺機能を向上させたかった」「命を守る術となる」などに加えて、親の負担の少なさを理由に挙げる人もあった。
野球やサッカーなどのチーム競技では、練習場までの子どもたちの送迎や、用具の搬入、水や軽食の準備など当番制で分担するケースが多く、親にもそれなりの覚悟が必要。個人競技の水泳は、「保護者に係がなく負担が少ない」との声や、「他のスポーツに比べて選択が楽」などの意見があった。
リンク:https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00687/
[単語]
1.わずらわしい:心を悩ましてうるさい。面倒で、できれば避けたい気持ちである。
2.ぜんそく:息を吐き出すのが困難で、喘鳴を伴う発作性の呼吸困難を主とした症候群。
3.送迎(そうげい):行く人を送り、来る人を迎えること。おくりむかえ。
4.覚悟(かくご):危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。