豚コレラ、ネズミが媒介か 農水省が感染経路分析
家畜伝染病の豚コレラの感染経路を調べる農林水産省の疫学調査チームが18日、会合を開いた。5、6月に岐阜、愛知両県の養豚農場で発生した6件の事例について、ネズミなどの野生動物や車両を介してウイルスが農場の内部に侵入した可能性が高いとする分析結果を明らかにした。農水省は今後、農場内のネズミの駆除や出入りする全ての車両の消毒を徹底するよう農家に求める方針だ。両県に隣接する長野県などでも呼び掛ける。以前に豚コレラが発生した別の農場や、豚コレラに感染した野生イノシシの発見場所が近くにあったケースが多く、ネズミや車両がウイルスを農場内に運んだとみられるという。
リンク:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190718-00000227-kyodonews-bus_all
[単語]
1.家畜:人間の生活に役立たせる目的で飼育される動物。
2.伝染病:感染症のうち、病原体の宿主との接触、空気や飲食物、あるいはノミ・シラミ・ダニなどを介して、ある個体から他の個体へと次々に広がっていく伝染性の病気。
3.豚コレラ:豚コレラウイルスによって起こるブタやイノシシの熱性伝染病。伝染力が強く、致死率も高い。
4.介する:心に留めて心配する。気にかける。
5.農場:農業を経営するのに必要な設備と広さをもつ一定の場所。
6.侵入:他の領分を侵して強引に入り込むこと。
7.駆除:害を与えるものを追い払うこと。
8.方針:めざす方向。物事や計画を実行する上の、およその方向。
9.隣接:となり合っていること。
10.呼び掛ける:声をかけて相手の注意をこちらに向けさせる。人々に参加や協力などを要請・勧誘する。