財務省の福田事務次官について、今週発売された「週刊新潮」は、複数の女性記者に対してセクハラと受け取られる行為を繰り返していたと報じました。
これについて、麻生副総理は13日朝の閣議のあと記者団に対して、「記事は、いつ、誰がというのを一切書いていない」と述べ、どこまで正しいかはわからないとしつつも、「事実ならセクハラという意味ではアウトだ」と述べました。
そのうえで、「記事の内容を本人が認めたとか認めていないとかではなく、あの種の話が今のこういう状況の中で出てくること自体、緊張感に欠いている」と述べ、決裁文書の改ざん問題で財務省が批判される中、緊張感が必要だと指摘しました。
一方で、麻生副総理は「本人の長い間の実績などを踏まえれば、その1点だけで能力に欠けるという話ではない」と述べて、今の時点で処分などを考える必要はないという認識を示しました。
公明 井上幹事長「本人が説明責任を」
公明党の井上幹事長は記者会見で、財務省の福田事務次官が女性記者にセクハラと受け取られる行為を繰り返していたと報じられたことについて「本人が説明責任を果たして、必要があれば、組織としても対応を考えるのが基本だ。麻生大臣が厳重に注意したことも1つのけじめだとは思うが、本人も含めて、国民が持つ疑念にきちんと答えることが、なお必要だ」と述べました。
リンク:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180413/k10011401491000.html?utm_int=news_contents_news-main_001_relation_001
【単語】
1.繰り返す:同じことを何度もする。反復する。
2.セクハラ:英語のセクシュアル・ハラスメントの略で、性的ないやがらせをすること
3実績:実際に現れた功績、または成績。
4.疑念:うたがわしく思う気持ち。うたがい。
5.けじめ:①区別をはっきりさせる。②過失や非難に対して,明白なかたちで責任をとる。
【質問】記事を呼んで次の質問に答えてください。
1.どんな内容の記事ですか?
2.女性記者にセクハラと受け取られる行為を繰り返していたと報じられたことについて公明党の井上幹事長はどのように述べていますか?