民間の調査会社オートデータが、1日発表した先月のアメリカの新車販売台数は130万2128台で、前の年の同じ月より2.4%減少し、2か月ぶりに前の年の実績を下回りました。
これは、長く販売が低迷しているセダンに加え、原油安を背景にアメリカで人気が高まっていたピックアップトラックの販売が減少に転じたことなどによるものです。
メーカー別に見ますと、アメリカ企業は、GM=ゼネラル・モーターズが前の年より7%減少したほか、フォードも6.8%のマイナスでした。
日本企業では、SUV=多目的スポーツ車などが好調だったトヨタ自動車は4.5%増加しましたが、日産自動車は4.3%、ホンダは5%、そろって減少しました。
アメリカの新車販売は、去年まで3年続けて1700万台を超え、高い水準が続いてきましたが、ことしは政策金利の引き上げによる自動車ローン金利の上昇や、新車価格の高騰によって中古車に人気が移っていることなどが逆風になりそうです。
 
リンク:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180302/k10011348951000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004
 
【単語】
1.不振:憩い・成績などがふるわないこと。盛んでないこと。またそのさま。
2.下回る:数量がある水準よりしたになる。
3.好調:物事の調子・ぐあいなどがよいこと。物事が思いどおりうまくいくこと。また、そのさま。
4.引き上げ:程度や値を高くする。
5.高騰:物価などが高く上がること。
6.逆風:不利な状況。進行を妨げる出来事。
 
【質問】記事を読んで次の質問に答えてください。
1.アメリカで先月販売された新車の台が数前の年の同じ月より2.4%減少してますが、その原因は何ですか?
2.アメリカで中古車の人気が増えていますが、その原因はなんですか?