
東日本大震災の津波で流された観光船が屋根に乗り上げた大槌町の民宿の跡地について、町は、津波の恐ろしさを伝えるため、到達した津波の高さを示すポールなどを設置するとした整備計画を明らかにしました。
15年前の東日本大震災では、釜石市が所有していた観光船「はまゆり」が津波で流され、大槌町赤浜にあった2階建ての民宿の屋根に乗り上げました。
その後、
▽観光船は直後に、
▽民宿だった建物は5年前に、
それぞれ解体されましたが、津波の恐ろしさを伝える伝承の場として、どのように跡地を活用するかが課題になっていました。
こうした中、大槌町の平野公三町長は、4日の定例の会見で、津波の高さを示すポールや看板などを設置するとした跡地の整備計画を明らかにしました。
町は3日に開会した町議会に、関連する費用の一部を盛り込んだ今年度の補正予算案を提出していて、可決されれば、来年8月の完成を目指して整備を進めることにしています。
会見で、平野町長は「かなり時間はかかったが、関係者とひざをつき合わせて話し合い、方向性が見えてきた。完成して終わりではないので、どう震災の教訓を伝えていくか活用方法を考えていきたい」と話していました。
また、町は会見で、町の観光交流協会の2024年度の決算報告書で、未払い金の記載漏れがあったと明らかにしました。
町は、詳しい経緯や原因などについて協会に報告するよう求めているとしています。