大阪・関西万博が今月で閉幕したことを受け、万博の公式キャラクター、ミャクミャクなどが描かれたラッピング列車の最後の運行が行われました。

このラッピング列車はJR西日本が万博の機運を高めようと、おととし11月から会場へのルートの1つとなった大阪環状線とJRゆめ咲線などで運行していました。
万博が今月13日で閉幕したことを受けて29日で運行が終了することになり、午前10時前、会場に近い桜島駅にラストランとなった列車が到着しました。
8両編成のすべての車両にミャクミャクや「こみゃく」の愛称で親しまれたキャラクターが描かれていて、車内の中づりには「万博ありがとう」といったJRの社員などからのメッセージが掲げられていました。
JR西日本の万博プロジェクト推進室の國見篤志さんは「SNSなどでも取りあげられ、微力ながら万博を盛り上げる存在になっていたならうれしい」と話していました。
また、駅のホームでラストランを見ていた18歳の男性は「きょうで終了するとは知らなかった。万博で盛り上がったひとつの時代が終わったようでさみしい」と話していました。